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先行上映会イベントレポート公開!
 12月27日、都内某所でどこよりも早く行われた第1話の上映。
その興奮もさめやらぬまま、まずは久城一弥役の江口拓也さんが舞台に登場。

江口 こんにちは! 
今日この日を僕も待っていました。初めて観たオープニングの迫力に、鳥肌が立ちました。

 と集まった約300人のファンに挨拶。続いて、この場で初めて明かされたヴィクトリカ役のキャスト・悠木碧さんが、ファッションブランド「Innocent World」とコラボしたヴィクトリカの可憐な衣装で登壇すると、場内には大歓声が上がった。

悠木 いま、すごくドキドキしております! 
スタッフの方々にも、「ヴィクトリカ役は誰なの?ってすごく訊かれるよ」と言われているので、みなさんのご期待に添えるヴィクトリカになっているといいな、と思ってます。私が着ている特注の衣装は、生地の色からレースの色まで全部手染めされているこだわりの一品なのですが、実際に販売されるので、みんなヴィクトリカになれます!ヴィクトリカブームを起こそう!

 と元気に話した。これに対して、黒のジャケットで決めた江口さんも「僕も久城っぽい服を探しました!」とアピールすると、悠木さんが「中途半端な秀才の君にしてはよくがんばったな」とヴィクトリカ風にコメントするなど、物語の中の一弥&ヴィクトリカさながらの息の合ったやり取りをみせてくれた。  

 続いて、司会からの質問が投げかけられた。

――オーディションで役に決まったときの感想は?

江口 事前にいただいた原稿を僕なりに考え、さらにオーディション現場での指示もふまえて臨んだのですが、後日「受かりました」という電話が来たときはテンションが上がりました! でも、そこで取り乱してはいけないと思ったので、「分かりました」と落ち着いて返事をして、電話を切ったあとに「よっしゃー!」と叫びました(笑)。僕も小説を読んで大好きだった作品に出られるのがすごく嬉しかったんです。

悠木 私、初めて買ったミステリ小説が『GOSICK』だったんです。だから、オーディションのときに設定などを読む前に、「知ってるよこれ、任せておいて!」と思いました(笑)。オーディションで一番印象に残ったのは、最後の歌の審査のところです。原作ファンの方はご存知の、あのヴィクトリカの歌がどうなるのか、楽しみにしていてください。あ、でも私自身が本当に歌えないわけじゃないですからね!(笑)


 そして、ここでさらに、難波日登志監督と、原作者の桜庭一樹先生が登場。トークに参加した。

難波 本日はこんなたくさんの方に来ていただいて本当に嬉しいです。みなさん、「どんなふうになっているのかな」と思いながら観ていただいたと思いますが、その期待に応えられているのでしょうか(……と、ここで拍手が起こる)ありがとうございます。

桜庭 私はアニメの1話と2話を観させていただいたんですが、本当に気に入っていて、「私が書いたものがこんなふうに動くんだ!」とすごく感動しているところなので、原作の読者の方にも気に入っていただけると嬉しいです。

 
この日、ゲストで参加予定だったシリーズ構成を担当する脚本家の岡田麿里さんからは、コメントが到着。悠木さんがヴィクトリカ風に読み上げ始めると、周りから「めちゃくちゃ暗いんですけど……」というツッコミが。そこで、今度は「カワイイ感じ」で読むことに。イベントに参加できず残念であることのほか、「ヴィクトリカと一弥を、最後まで愛して愛して、愛しまくってフィナーレまで突っ走りたいと思っています。何卒『GOSICK』をよろしくお願いします!」といったコメントを終始カワイイ声で読み上げた悠木さんに、「僕の中では岡田さんが完全に萌えキャラになってしまいました(笑)」という江口さん。これに対して、「それはちょっと違うけど、でも本当に素敵な方ですよ」と監督がフォロー。その後、4人にいくつかの質問が投げかけられた。

――アニメ化の話を聞かれたとき、どんなお気持ちでしたか?

桜庭 最初に原稿を書いたときは自分の文章だけだったのが、武田日向さんの絵がついてすごく感動したんですけど、さらにアニメになって「また変わるんだな」と、すごく楽しみにしていました。第1話のアフレコを見学させていただいたんですが、お2人の声がついたときはすごく嬉しかったですね。

難波 桜庭さんの文章はすごくイメージを想起させるので、アニメではそれをどう具現化するのか、というところにこだわりました。ウィーンとプラハにロケハンに行かせていただいたんですが、実際にその街並みを体感したうえで、それを咀嚼して、ソヴュールという架空の国を映像化するのに役立てました。

桜庭 第1話では、図書館塔の映像がすごく気に入りました。特に、「フレスコ画」としか書いていなかった天井画には、悪魔がいて、男の子と女の子が手を伸ばし合っている絵が描いてあって……「きっと、これは2人の未来を暗示しているんだな」って思いました。それって、文章ではなく、映像だからこそできることですよね。

難波 ああ、ちゃんと伝わっているのがすごく嬉しいですね(笑)。まだ少ししか見えていないんですけど、実は天井画には4面あるので注目してみてください。あとは、ヴィクトリカを描くのは実はすごく大変で、特にフリルを動かすことに関しては、スタッフにちょっと白い目で見られつつ(笑)、こだわっています。

桜庭 ヴィクトリカの声は、本当のお婆さんというよりは、小さい女の子がちょっと低めの声を出しているイメージだったので、オーディションで悠木さんの声を聴かせていただいたときは「ぴったりだな!」と思いました。

悠木 すごく嬉しいです! 小説を知っていたので、緊張していたんです(笑)。

桜庭 それで、悠木さんに決まってから、「実はヴィジュアルも小さくてかわいくて、ヴィクトリカみたいなんですよ」とうかがって、「なんだと?」と検索してみたら本当にそうだったので、ますます嬉しくなりました。

悠木 もう、グーグル先生ったら余計な情報を……(笑)。 一同 (笑)。


――今後の見どころは?

難波 たくさんあるんですが、やっぱり2人の関係性がどう描かれていくのか、注目していただきたいです。もちろん、お話自体は小説のとおりに進むのですが、それがどう映像化されていくのか、2人の成長を楽しみにしていてください。

 その後、小説の新刊が3月に、現在『野生時代』で連載されている短編が5月に短編集として発売され、最終巻となる長編8巻が6〜7月に刊行されると告知されると、場内からは待ってましたという声が。他にも、先ほどの「Innocent World」から発売されるヴィクトリカのワンピースや、コミックス、60cmドール化企画などの告知が行われた。最後に、本日の登壇者から一言ずつコメントがあった。

江口 僕自身も原作ファンとして、そして作品を作る1人として、今日みなさんにもらったエネルギーを活かしつつ、これからもがんばっていきますので、よろしくお願いします。

悠木 ヴィクトリカは第1話から最後に向かって、人との関わりを通して成長する姿を見せていきたいと思っています。最初は人との関わりがうまくいかないところを見せるために、敢えて会話のキャッチボールをぶった切るという方法をとってみました。これからヴィクトリカと一弥の2人もどんどん成長していくし、時代も動いていく……と見どころ満載なので、注目してください。

難波 始まってしまったからには、もう最後に向かって全速力で突っ走るしかありません(笑)。第1話は導入で、これから第2話、第3話とどんどん盛り上がっていきますので、楽しみにしてください。

桜庭 私自身、アニメを楽しみにしていますし、できあがったものを観て嬉しく思っています。来年は原作やコミックスもいろいろ出ますので、アニメともども『GOSICK』をよろしくお願いします。

 そして、オープニング主題歌を歌うアーティスト吉木りささんも最後に駆けつけ、「『GOSICK』という作品に参加できて本当に嬉しく思います。どうぞみなさん、よろしくお願いします」とコメント。
いよいよ始まる「GOSICKの年」への期待とともに、イベントは幕を閉じた。

copyright 2011 桜庭一樹・武田日向・角川書店/GOSICK製作委員会